陥没乳頭改善のために効果的なマッサージ方法
陥没乳頭の状態にもよりますが、乳頭をなんらかの形で刺激すると出てくる「仮性陥没乳頭」の場合は、毎日定期的に乳頭マッサージを続けることによって乳首を突き出る状態を一時的に出す、もしくはクセづけていくことが可能になります。
ただし、程度や状態により、すべての人に有効というわけではなく、期待できる効果には個人差があります。
マッサージ方法はネットなどで検索するとはいくつかの方法が掲載されていますが、ここでは、実際に病院や助産師さんなどに推奨されている方法のみをまずご紹介いたします。
そのうえで、乳頭マッサージ行う上で、効果を出すために気をつけたいポイントついてもご紹介します。
特に、今現在妊婦さんの方には、乳頭マッサージをする際の注意点もある為、あわせてご覧いただければと思います。
ホフマンテクニック
- 1. 両手の親指を左右から乳首の根元部分(乳頭基部)にあて、はさむようにする
- 2. 強めに押して刺激をくわえ、引き上げるようにしてはなす
ブルックスホフマン法とも呼ばれるマッサージ法で、乳頭部分の組織を柔軟にすることによって、乳頭が出やすい状況をくせ付けていく方法です。
1日5回程度、親指のつける位置(縦に垂直、真横から、斜め45度など)を変えながら行います。
繰り返すことによって、仮性陥没乳頭の場合は、一時的に突き出せることはもちろん、続けることによって維持が可能な場合もあります。
ただ、手順としては非常に簡単な方法なのですが、力を加えて引き離すタイミングが難しく、心配な方は母乳外来や助産師さんの指導を受けることをおすすめします。
産婦人科などで実践されているマッサージ方法
ホフマンテクニック以外にも、産婦人科などで実践されているメジャーなマッサージ方法があります。
- 1. 片手の親指、人差し指、中指で乳頭をつまむ
- 2. 普通で3秒、乳頭が硬いと感じた場合は5-10秒少しづつ圧迫。乳輪、乳頭部の位置を変えながら1分ほど圧迫
- 3. 横方向、こよりをつくるような感じで揉みずらす
- 4. 横方向が完了後、縦方向にも同じ要領でマッサージ
参照:順天堂大学医学部付属静岡病院 産婦人科
http://www.hosp-shizuoka.juntendo.ac.jp/pdf/stork_club/2017_autumn.pdf
こちらの方法は、順天堂大学静岡病院だけでなく、焼津市総合病院などの産婦人科や、三好市などの市町村でも紹介されているマッサージ方法です。
ホフマンテクニックが両手で行うのに対して、こちらのマッサージ方法は片手でできるため手軽にマッサージすることができることが特長です。
マッサージの回数はホフマンテクニックに比べて多く、1日8回行うことが推奨されています。
陥没・扁平乳頭の方だけでなく、妊娠中の方で授乳がうまくいくためのマッサージとされており、妊娠していなくてもできるのであればこの回数を目安にマッサージしてみるとよいでしょう。
ただし、こちらの手順やマッサージ回数を守っていても、実際のやり方を間違っていれば効果を感じません。
正しくマッサージを行う際は、「強さ」がポイントになる為、どのような強さで乳頭マッサージをするべきかについてご紹介します。
マッサージの「強さ」には意識しながら行う!
推奨されているマッサージの強さは、「指が白くなるまで十分に圧迫」とされています。
「指が白くまで乳頭を圧迫すると痛いのでは?」と、感じる方もいると思います。
しかし、凹んでしまった乳頭を引き上げるためにはこれくらいの力を定期的にかけ続ける必要があるんですね。
ただ、いきなり強くつまむのではなく、徐々に慣れさせていくようにすることがポイント。
最初は痛くない程度に行い、何回か行って慣れてきたら強さを上げていくことで、苦痛を和らげることができます。
つまむ指の白さを確認しながらも、痛みについては個人差があるため、自分でどう感じるかという感覚がポイントになります。
マッサージを行う際の2つの大事な注意点
強さに気をつけるととともに、覚えておきたいことがさらに2つあります。
妊娠している場合は36週目以降から行う
乳頭マッサージを行うと、脳はオキシトシンという子宮収縮を働きかけるホルモンを分泌します。
オキシトシンは、出産のタイミングで子宮を収縮させて陣痛を引き起こし、赤ちゃんを押し出す働きがあります。
そのため、臨月(36週目)より前にしてしまうと、お腹が張り早産の可能性も高まることから、妊婦さんは36週目以降からおこなうことがすすめられています。
爪は短く清潔に!
マッサージは基本的には指の腹を使っておこないますが、爪が長いままとマッサージの流れで乳頭を傷つけてしまう場合があるため、短くしておきましょう。
また、爪の間に垢などが溜まっている場合、衛生面的にも良くありません。
そのため、マッサージを行う際は爪が短くことを確認し、きちんと手を洗ってから行うようにしましょう。
乳頭マッサージを行う際はオイルも合わせて使うとさらに効果的に!
乳頭マッサージの手順やポイント、注意点についてはご理解いただけたでしょうか?
マッサージを行う際のポイントとして「強さ」についてご紹介しましたが、どうしてもマッサージすると痛いという方は、オイルを使用すると痛みが和らぐのでオススメです。
ベビーオイルや馬油、ワセリンなどはすべりもよく保湿効果もあるため良いとされていますが、陥没乳頭改善クリームの「ピュアナス」もオススメです。
ピュアナスは乳頭マッサージを行う際の痛みを和らげる効果と共に、配合成分により乳管や乳頭の成長、乳頭を柔らかくすることにより出やすくなる効果も期待できます。
また、マッサージをしていると乳頭が色素の影響により、黒くなりがちですが、合わせて乳頭の黒ずみケアや乳頭の匂いをケアする成分も配合され、複数のお悩みにも対応できるアイテムです。
こちらのページでピュアナスの効果や使用者の声についてまとめているので、興味のある方はぜひご覧ください。
※このサイトは、株式会社ピュアナスが陥没乳頭への啓発を目的に情報を提供しているサイトです。サイト内で紹介している具体的な医療機関への診療方法については情報提供も行うことができません。診療方法等については、直接医療機関にお問い合せくださるようお願いいたします。
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